秋の行楽シーズンも紅葉の時期を迎え、冴えわたった青空に赤やオレンジの葉が鮮やかです。そんな中久しぶりに雨が降り、思い出したことがあります。昔から雨が少なくて気候のいい時期には旅行に行けない仕事をしていたので、旅行に行くのは自分の都合がつけられる日に限られ、雨でも雪でもお構いなしという感じでした。そのためか旅行の半分近くは雨で雨具は欠かせません。超軽量な折りたたみ傘やカッパなど一通りそろえましたが、あまりおしゃれじゃないことが、雨よりも心を曇らせました。
先日ふと立ち寄ったアウトドアウェアのお店ですてきなカッパを購入しました。店内は高級ブティックのような雰囲気で、トレッキング用のパンツもライトアップされてすごくカッコいいのです。退職してからは、必要なものはすでに持っているものを工夫して買わずに再利用をモットーに、ケチケチ生活を心がけてきた私ですが、ハイセンスな雰囲気にイケメンの店員さんの機能性の説明に説得力があり、ついフラフラとカードを差し出してしまいました。ここ数年間で最も高い買い物です。
最近はやりのカナダのARC’TERYXというメーカーで、ゴアテックスを使用した本格派のカッパです。フードにはツバが仕込んであるので、通常は気にならないのにかぶると雨が顔にかかりません。首元も口までチャックが上がるので、激しい雨でもOK。ウエストを絞ったスマートなシルエットで、後ろのすそ部分が長くカーブしている形と、落ち着いた茶色が一番のお気に入り部分です。
袖を通すと今までのカッパと全然着心地が違うので、雨の中でもウキウキしてきます。
