日本なのにお客はほとんど外国人(中国人)で、飛び交う言葉も中国語というお店が都会の繁華街にはあるそうで、そういうお店を日本人は「ガチ中華」といって、半分海外旅行に行くような感覚で食べに行くのが流行っているそうです。
エスニック料理大好きな友達Mさんが、そんな特集をマツコの知らない世界でみて、ネットで調べてみると名古屋にもそういったガチ中華の店があることを発見し、みんなで行くことにしました。
Mさんは勇気あることに、前もって予約を入れるために一人でこの店に食べに行ったのです。友達同士の予定をすり合わせて都合付けたのに、お客がいっぱいで入れないのは申し訳ないと思ったのでしょう。でも、この店で直にお店の人と話をしたのに、日本語を分かってもらうのに相当苦労したそうです。(他のスタッフで日本語がちゃんと通じる人もいましたが、その時はいなかったようです)
以前も東京の新大久保の韓国料理店へ行った時と同じメンバーで、今回の会食も企画しました。そのときも韓国人のスタッフばかりの中で本格的な韓国料理を食べましたが、テンション上がるし美味しいしで、そんな会食がまたしたいとぜひ思っていたので、すごく楽しみでした。
Mさんが食べたかったのは、羊肉の串と鴨舌です。鴨舌はアイキャッチ画像のようなちょっとグロテスクな様相で、スパイスが中までしみ込んでいて、辛くて味の濃いおつまみです。鴨の舌は軟骨で首の筋につながっているので、ほとんどが軟骨で表面の薄い身だけを食べます。
メニューは漢字で書かれていますが、日本では使われない字が多くて、下に小さく日本語が書いてあるのでそれを見ながらそれぞれが食べてみたいものを注文しました。
Yさんは、以前住んでいた北京でよく食べたという豆腐を薄く生乾きにさせた食材が好きなのだそうです。その干豆腐を使った串は食べたことがないからということで注文しました。上の写真の左がそうです。中はアスパラガスで表を味付けした干豆腐で巻いてあります。
私が注文したのは、上の写真左の鴨の血の煮凝りです。恐る恐る食べてみると、これが絶品でゼリーのような鴨の血の塊でダシが出て濃厚な味です。あまりに美味しいので、半分包んでもらってお土産にしました。
翌日息子に食べさせると、こんな味なかなか出せないと言ってご飯にかけて食べていました。
当然ですが、店は中国系のお客でいっぱいで、その人たちが食べていた麺がすごく美味しそうでした。具を選ぶコーナーが店の隅にあってみんな好きな材料を選んで麺を作ってもらっていました。
メニューにはそれが載っていないので、すごく気になりましたが、おなかいっぱいで食べられそうになかったので、それは次回のお楽しみにしようという事になりました。
かなりディープな食事会となり、大満足の夜でした。